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産業廃棄物の現地確認とは?注意すべき「3つのポイント」をわかりやすく解説

お役立ちコラム

2023/05/12

産業廃棄物に関わる業務で、最も避けなければならない問題は「不法投棄」です。

 

産業廃棄物の適正処理を推進するための法律「廃棄物処理法」では、産業廃棄物処理委託契約書の事前締結や、マニフェストの運用を通じて、不法投棄が発生しない仕組み作りに取り組んでいます。

 

不法投棄を未然に防止するために、都道府県や市町村によっては「努力義務」から「義務」へと移行されつつあるのが、産業廃棄物処理業者の「現地確認」です。

 

そこで今回は、産業廃棄物の現地確認の必要性や、実際に現地確認をするために知っておきたい「3つのポイント」について解説します。

産業廃棄物における現地確認(実地確認)とは?

 

産業廃棄物における「現地確認(もしくは実地確認)」とは、産業廃棄物の処理を委託する際に、排出事業者は「中間処理施設」を、中間処理業者は「最終処分場」に実際に訪問し、契約通りに適正処理が行われているかを確認することです。(処理の過程で「積替保管」を実施している場合は、積替保管施設も現地確認の対象)

 

この現地確認は、廃棄物処理法では「努力義務」とされており、実施しなくても罰則はありません。

産業廃棄物の現地確認は義務?都道府県ごとに注意が必要

 

廃棄物処理法では「現地確認は努力義務」とされていますが、特定の都道府県や市町村では「義務」になっていることがあります。

 

産業廃棄物の「処理を委託する前」や「毎年1回」など、現地確認を義務化しているタイミングや頻度は、都道府県ごとに異なります。

 

ここでは、産業廃棄物の現地確認が義務化されている「新潟県」と「愛知県」の事例を深ぼって解説します。

義務化事例1:愛知県

愛知県でも、平成30年10月に施行された「廃棄物の適正な処理の促進に関する条例の一部を改正する条例」により、現地確認が義務化されました。

 

愛知県では、毎年1回の現地確認と、現地確認の際の記録を5年間保管することを義務化しています。

 

ただし、一度現地確認をして継続契約を結んでいる場合や、委託先の処理業者が「優良事業者」である場合など、特定の条件を満たせば、毎年1回の現地確認を免除しています。

 

その他の詳しい内容は以下、愛知県のWebサイトをご覧ください。

 

▼参考サイト:廃棄物の適正な処理の促進に関する条例 第7条に関するガイドライン (排出事業者用) 

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/278568.pdf

義務化事例2:新潟県

新潟県では、平成17年4月から現地確認を義務化しています。

 

詳しい条例は以下、新潟県のWebサイトをご覧ください。

 

▼参考サイト:新潟県産業廃棄物等の適正な処理の促進に関する条例

https://www1.g-reiki.net/pref.niigata/reiki_honbun/e401RG00001342.html

ここだけは見逃せない!産廃の現地確認をする「5つのポイント」

 

今後、初めて産業廃棄物処理業者の現地確認をするという方は、実際に訪問しても、何を確認したら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?

 

そこでここでは、現地確認をする際に、ここだけは見逃せない!という「5つのポイント」を解説します。

ポイント1:契約書、マニフェスト、帳簿の管理体制

契約書やマニフェスト、帳簿には、法律で定められた保管期間があり、これらの書類をどこで保管しているかを確認しましょう。

 

すでに産業廃棄物処理委託契約を締結している場合は、訪問先と自社の契約書の原本を確認しましょう。

ポイント2:許可内容の事業の実態 

現地確認をする際には、訪問先の産業廃棄物処理事業者の許可証の写しを持参して、敷地内に設置されている「許可看板」に記載されている内容と一致しているかを確認しましょう。

 

排出事業者の企業によっては現地確認を実施した証明として、現地確認先の許可看板と担当者が入るように、写真を撮影することも多々あります。

ポイント3:敷地内の清潔さや危険箇所 

実際に産業廃棄物の処理が行われている施設に移動して、敷地内が整理整頓され、清潔に保たれているかを確認しましょう。

 

産業廃棄物という「ごみ」を扱う処理工場であっても、散らかっていたり、汚れていてはいけません。産業廃棄物を適正に処理するためにも、工場内の管理状況を確認しましょう。

ポイント4:作業員の身だしなみ

処理事業者の普段の安全意識や教育水準は、作業員の身だしなみや作業態度に現れます。

 

作業員が身につけているヘルメットや安全器具、作業着を確認したり、実際に重機に乗ったり、分別作業をしたりしている様子も観察してみましょう。

ポイント5:安全に関する管理体制 

産業廃棄物の処理場では、作業員が集まる場所に掲示板を設置して、安全管理体制や緊急事態が発生した際の連絡体制に関する情報を掲示しています。

 

現地確認の際には、掲示板に掲示されている書類が最新の状態に保たれているかや、実際に機能する内容になっているかを確認しましょう。

現地確認で持参したいチェックリスト(チェックシート)のご紹介 

 

産業廃棄物に関する現地確認は、多くても年に1〜2度しか行わない上に、場合によっては訪問する処理場が遠いこともあるので、全ての確認事項を確実に網羅すべきです。

 

事前準備なしに現地確認に行くと、単に工場見学で終わってしまう恐れもあります。

 

必ず事前にチェックリストを準備し、確認事項をまとめておきましょう。

 

▼チェックリストのダウンロードはこちら

 

参考サイト:公益社団法人 全国産業資源循環連合会

https://www.zensanpairen.or.jp/exhaust/checklist/

現地確認を実施して適切な業者選定をしましょう!

 

産業廃棄物の適正処理を推進し、不法投棄を未然に防ぐために必要な「現地確認」ですが、実施の際には、様々な注意点や確認事項があります。

 

特に、現地確認が「義務化」されている都道府県で、産業廃棄物の処理を委託している場合は、必ず実施するようにしましょう。

 

また、現地確認を行う際には、事前に「チェックリスト」を準備して、現地での聞き忘れや確認忘れを防止しましょう。

 

廃棄物の適切処理を促進する情報ポータルサイト「てきせつ」では、産業廃棄物に関わる業務の疑問や不安を解決するサポートをしています。

 

特に、産業廃棄物の担当者になったばかりの方は、何から手をつけたらいいのかが、わからないことでしょう。

 

産業廃棄物に関してお困りの方は、お気軽に「てきせつ」にお問い合わせください。

 

>>【無料相談】てきせつへのお問い合わせはこちら

https://tekisetsu.co.jp/contact/

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