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廃液とは?処理方法や注意点をわかりやすく解説

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2023/09/30

廃液と聞くと、化学工場や薬品工場から排出されるイメージが強いかもしれませんが、廃液はどこからでも発生する可能性があります。

 

機械や設備のメンテナンスで古い作動油や売れ残った飲料物も廃液として処理しなければなりません。

 

廃液は、性質上、形を変え、他の液体と混ざり合うので処理する上では注意が必要です。

 

特に、有害物質が含まれている場合もあるため、正しい処理までのステップを理解しましょう。

 

今回は、廃液の処理方法や注意点について、わかりやすく解説していきます。

廃液とは?廃酸・廃アルカリの2つの分類で解説

 

産業廃棄物における廃液とは「不要になって廃棄される液体全て」を指します。

 

廃液は品目により、廃酸と廃アルカリに分類されます。

分類1:廃酸とは?

廃酸とは、塩酸や硫酸といった酸性廃液を指します。

 

また、廃酸のうち、pH2.0以下のものは特別管理産業廃棄物の廃強酸に分類されます。

分類2:廃アルカリとは?

廃アルカリとは、アンモニアや水酸化ナトリウムといったアルカリ性廃液を指します。

 

また、廃アルカリのうち、pH12.5以上のものは特別管理産業廃棄物の廃強アルカリに分類されます。

廃液処理に関して知っておきたい3つの法律

 

廃液を適正に処理する上で、排出事業者が考慮しなければならない法律が3つあります。

法律1:廃棄物処理法

産業廃棄物を適正に処理するために定められた法律です。

 

処理業者の許可要件や廃棄物の定義、処理方法の基準などが定められています。

 

▼関連記事:【簡単にわかる】産業廃棄物とは?定義や種類、一般廃棄物との違いをわかりやすく解説

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私たちが生活していく上で、廃棄物は切っても切り離せない…

 

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法律2:水質汚濁防止法

水質汚濁物質の漏洩などで地球環境や生活環境に悪影響を及ぼさないように、公共水域への排出や地下水などへの浸透についての規制や責任の所在について定められています。

 

工場や事業場から排出される水質汚濁物質は、物質の種類ごとに排水基準が定められています。

 

また、特定施設を有する事業場(特定事業場)から排出される水については排水基準以下の濃度で排水することを義務づけられています。

法律3:下水道法

流域別に下水道整備の計画策定や、公共下水道や都市下水路の設置、管理に関する基準が定められています。

 

また、その他の管理の基準を定めて下水道の整備を図り、都市の健全な発達と公衆衛生の向上を目的としています。

廃液の処理方法6選

 

廃液の処理方法には主に6つの方法があります。

処理方法1:焼却処分

廃酸や廃アルカリの一般的な処理方法です。

 

液状のまま焼却設備に投入するのでは無く、霧状にして投入し、熱分解します。

処理方法2:中和

化学反応により、廃酸や廃アルカリのpH値を中性に近づけて処理する方法です。

 

中和の仕方は廃液の種類によって異なります。

 

中和処理の過程で、有害なガスが発生する場合があるので、専用の設備内で行う必要があります。

処理方法3:油水分離

油水を分離機に入れて、水と油に分離して処理する方法です。

 

工場や工事現場の排水などは油が混ざっているケースが多く、油水分離は重要な処理工程となります。

処理方法4:脱水処理

廃液を水分と固形物に分けることにより、それぞれ処理をしやすくする方法です。

 

液体のままでは体積がかなり大きくなり、コストも膨らんでしまいます。

 

そのような場合は脱水処理が有効です。

処理方法5:活性汚泥処理

廃液内の有機物を、微生物や細菌などを利用して分解する方法です。

 

中和では除去しきれなかった有機物も取り除くことができます。

処理方法6:再利用

処分するだけでは無く、再度使用するという方法もあります。

 

廃液の種類により、再利用の方法は異なりますが、処分するよりもコストがかからず、状態によっては売却できる場合もあります。

廃液を処理する際の3つの注意点

 

廃液は人体に有害な物質が含まれている場合もあり、処理する際は十分注意しなければなりません。

注意点1:廃液を処理できる業者を選定する

まずは、廃液処理の許可を持っている処理業者を選定しましょう。

 

廃液の成分や発生工程などを伝えることにより、より確実な情報を得られます。

 

処理業者によっては同じ廃液でも得意不得意があるので、情報はできるだけ正確に多く提供しましょう。

注意点2:必要に応じて事前に分析を行う

処理業者は成分情報から、自社で処理が可能かを判断しています。

 

成分が不明な液体に関しては、事前に成分分析を行いましょう。

注意点3:保管している容器から出して絶対に混ぜない

廃液同士は混ぜないように注意しましょう。

 

混ぜることにより液体同士が化学反応を起こし、有害なガスが発生する可能性があり危険です。

 

また、処理業者へ引き渡す際も液体の成分が不明確となるため、処理費用や分析コストが膨らむ可能性があります。

廃液の注意点を押さえて適切に処理しましょう

 

廃液は見た目で中身を判断しにくい廃棄物です。

 

溶剤などの在庫を廃棄する場合はパッケージに成分が記載されているケースがほとんどです。

 

また、メーカーに問い合わせることにより成分表をもらえることもあります。

 

無闇に混ぜずに、成分情報が明確な状態で保管するようにしましょう。

 

「てきせつ」では、廃液のような液体上の廃棄物処理のヒントを分かりやすく発信しています。

 

その他にも、産業廃棄物に関する疑問や困りごとがある方はお気軽にお問い合わせください。

 

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