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同じ問い合わせが多い!産業廃棄物処理業者がやるべき「顧客教育」とは

お役立ちコラム

2024/10/01

産業廃棄物処理業者は約20万件以上ありますが、その9割が収集運搬業者で、その残りが処分工場を持つ処分業者数です。

 

つまり、産業廃棄物を受け入れる処分業者の方が圧倒的に少なく、顧客数も多いということになります。

 

産業廃棄物を処分工場に持ち込む収集運搬業者としても、イレギュラーな産業廃棄物が発生した際には、持ち込み可否を処分工場に都度確認しなければいけないので、両者にとって手間が発生しています。

 

そこで今回は、産業廃棄物の処分業者と収集運搬業者の両者にメリットの多い「顧客教育」について解説します。

産業廃棄物処理業者が抱える3つの課題

 

まずは産業廃棄物処理業者が抱える課題を3つ解説します。

課題1:人手不足で営業担当も現場に出ている

産業廃棄物処理業界は慢性的な人手不足に悩まされています。

 

本来は営業職の担当者もトラックで産業廃棄物を引き取りに行ったり処分工場で作業をしたりと、営業担当者が現場に出て作業していることも多々あります。

課題2:受け入れできない品目の持ち込みがある

産業廃棄物の処分工場には受け入れできる品目とできない品目があります。

 

さらに、排出事業者から産業廃棄物を引き取る際には、事前に処理委託契約書を締結しており、その内容に含まれていない品目は引き取りできません。

 

排出事業者の中には、多少契約内容から外れてもついでに回収してもらえると勘違いしている方もいるので、収集運搬をする際や処分工場で受け入れをする際には、契約内容との照らし合わせが必要です。

課題3:同じ問い合わせが多くて対応が手間

産業廃棄物処理業者の大きな悩みの1つとして「同じ問い合わせが多い」ことが挙げられます。

 

相手先の担当者が複数人いる場合などは特に同じような質問が増える傾向にあります。

産業廃棄物処理業者が注力すべき「顧客教育」とは?

 

産業廃棄物処理業者が注力すべき「顧客教育」とは、排出事業者に対して廃棄物の正しい分別方法や契約内容について教育することを意味します。

 

産業廃棄物処理業者が実施している顧客教育は以下のような内容があります。

 

・自社のWebサイト上に図解付きで受け入れ可能な産業廃棄物の種類について公開

・排出事業者の担当者向けに産業廃棄物に関する勉強会を開催

・ポータルサイト上に細かい分別情報を掲載

 

一見すると面倒に感じるかもしれませんが、実際にやってみると思った以上の効果が期待できる場合が多々あります。

産業廃棄物処理業者における顧客教育のメリット3つ

 

産業廃棄物処理業者が顧客教育を行うことで、どのような効果が期待できると思いますか?

 

ここでは3つのメリットを解説します。

メリット1:現場作業をより安全に行える

顧客教育が十分に進んでいないと、産業廃棄物を引き取る際に危険が潜んでいる場合でも、事前に忠告をしてもらえない場合が多々あります。

 

例えば、以下のような場合には、事前に忠告をしてもらえないと、作業員が怪我をしてしまう危険性があります。

 

・鋭利なものがある場合

・重たい廃棄物が多い場合

・廃棄物置き場からトラックの駐車場所までが離れている場合

 

排出事業者と密にコミュニケーションを取りつつ、業者側から伝えるべきことをしっかりと伝えて顧客教育をすることで、リスクを最小限に減らせます。

メリット2:現場作業を効率化できる

産業廃棄物処理業を含む物流業界全体として「2024年問題」に注目が集まっています。

 

2024年問題における残業時間の削減を実現するためには、排出事業者の協力が不可欠です。

 

産業廃棄物処理業のうち特に収集運搬業では、排出事業者の拠点での回収の際に、待ち時間が長かったり積み込みに時間がかかったりして、結果的にドライバーの残業時間が長くなることが多々あります。

 

排出事業者への顧客教育を強化することで、待ち時間を減らせるように配車時間を調整したり、積み込み時間を削減できるようにバッカンやパレットでの荷積みにしたりと、色々な業務効率化の工夫が可能となります。

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メリット3:同じ問い合わせを減らせる

「〜は引き取り可能ですか?」という質問は毎週のように来ていて、これほど生産性のない質問はありません。

 

当然、不適切なものを産業廃棄物に混ぜて排出されると困りますが、担当者からしたら何度も同じ質問をされるのは困ります。

 

自社のWebサイトやポータルサイト上に、自社で受け入れ可能な産業廃棄物と受け入れ不可能な産業廃棄物の品目を明記しておきましょう。

 

これにより一部の排出事業者は事前に分別表を見て、それでもわからない場合のみ電話で問い合わせてくるようになるため、同じ問い合わせをグッと減らせます。

ポータルサイト「Tekisetsu」は顧客教育に効果大

今回の記事を読んで、顧客教育のためにWebサイト上に受け入れ基準を明記したいと考えた方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、Webサイトを修正するには多額の費用がかかってしまうというケースも多いでしょう。

 

そこでおすすめしたいのが産業廃棄物業界に特化した情報ポータルサイト「Tekisetsu Portal」への企業登録です。

 

Tekisetsuは情報登録だけであれば無料で行えますし、有料のProプランにアップデートすることで、使える機能が大幅に増えて便利です。

 

産業廃棄物処理業者が情報ポータルサイト「Tekisetsu Portal」を使うメリットについては、以下の関連記事をご覧ください。

産業廃棄物処理業者がTekisetsuを利用するメリット5つ

産業廃棄物処理業界においても顧客ニーズが多様化しており、…

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