乾燥剤・シリカゲルの捨て方とは?3つの注意点でわかりやすく解説
お役立ちコラム
2023/11/01
一部の食品や精密機械を湿気から守るために役立つ乾燥剤。
我々の生活において、なくてはならない存在となっています。
そんな身近な存在の乾燥剤ですが、事業活動に伴い発生した場合は産業廃棄物として処理しなければなりません。
乾燥剤は見た目からどの種類の廃棄物になるのか迷いやすい廃棄物です。
ここでは乾燥剤の捨て方と注意点についてわかりやすく解説していきます。
乾燥剤とは?主な4種類を解説
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乾燥剤とは、物体や空気中から水分を吸収し、乾燥状態を維持するためのものです。
食品の食感や、医薬品の劣化防止、錆防止による精密機械の保護など幅広く使用されています。
乾燥剤には種類があり、主に次の4種類があります。
種類1:シリカゲル
乾燥剤の中で最も汎用性が高いと言えるのがシリカゲルです。
高純度の二酸化ケイ素から生成されており、無味無臭で毒性がないという特徴から食品に対しても用いられています。
また、シリカゲルは、水蒸気をはじめ、あらゆる液体、気体を乾燥させることができ、水分を吸収してもベタつきや形状変化が無いため、食品以外でも多くの場面で使用されています。
種類2:石灰乾燥剤
生石灰乾燥剤は、酸化カルシウムを原料としています。
シリカゲルよりも吸湿性が高く、長期間効果を発揮する上、低コストであることも特徴です。
ただし、生石灰乾燥剤は水分を吸収すると、化学反応を起こし、体積が約3倍に膨らむという特徴があります。
さらに、急激に水分を吸収すると発熱するため、取り扱いには注意が必要です。
種類3:塩化カルシウム(シート乾燥剤)
塩化カルシウムを原料とした乾燥剤で、高い吸湿性と潮解性があり、水やエタノールに溶けやすい特徴があります。
水に溶けると発熱するため、道路の雪や氷を溶かす際に活用されています。
種類4:脱酸素剤
脱酸素剤は、鉄の酸化を利用して、密閉容器内の酸素を吸収し、無酸素状態を作り出す薬剤です。
無酸素状態にすることにより、ビタミンや油脂の酸化を抑えて、食品の劣化を防止し、カビや虫がつくのを防ぐ効果があります。
乾燥剤の捨て方とは?
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乾燥剤として同じものであったとしても、産業廃棄物が一般廃棄物かによって、処理までの取り扱い方が変わってきます。
それぞれの捨て方について確認していきましょう。
捨て方1:産業廃棄物としての処分方法
事業活動で発生した乾燥剤は、産業廃棄物として処理しなくてはなりません。
乾燥剤は、廃棄物の種類として「汚泥」に区分されます。
そのため、処理を委託する際は、委託する処理業者が汚泥の収集運搬や処分の許可を取得しているかをしっかりと確認しましょう。
産業廃棄物を処理するまでにかかる時間や流れについては、こちらの記事もご確認ください。
▼関連記事:廃棄物を処理するまでにかかる時間は?発生~処理までの流れをわかりやすく解説

捨て方2:一般家庭での処分方法
一般家庭で発生した乾燥剤は、「燃えるごみ」や「プラスチックごみ」といったように、自治体が指定する区分で処理を行います。
自治体によって、区分が変わるため、お住まいの地域の区分を確認し、引き渡すようにしましょう。
産業廃棄物と一般廃棄物の違いについてはこちらの記事もご覧ください。
▼関連記事:【簡単にわかる】産業廃棄物とは?定義や種類、一般廃棄物との違いをわかりやすく解説

乾燥剤を捨てる際の3つの注意点
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乾燥剤にはさまざまな種類があり、種類により特性が異なります。
中には化学反応により、怪我や破損につながる可能性もあるため、特性をしっかりと理解して取り扱うようにしましょう。
注意点1:石灰乾燥剤は濡らさないようにする(発火の原因になる)
石灰乾燥剤は、水に触れると化学反応を起こし、非常に高温になります。
石灰乾燥剤自体が燃えることはありませんが、周囲に可燃物があると、発火し、火災事故につながる恐れもあります。
廃棄するまでの保管時も、周囲に可燃物を置かないように、十分に気をつけるようにしましょう。
注意点2:塩化カルシウム(シート乾燥剤)は直接触らないようにする
塩化カルシウムも石灰乾燥剤と同様に、水に触れると化学反応を起こし、発熱する性質を持っています。
除雪の際に道路に撒かれていることも多く、誤って手を触れないように注意しましょう。
手が荒れたり、火傷のような痛みが残る可能性があります。
注意点3:衣料品や靴の乾燥剤として再利用も可能
乾燥剤は一回水分を吸収したら利用できなくなるわけではありません。
シリカゲルの場合は、化学反応で別の物質に変わるわけではないので、吸収した水分を飛ばすだけで再度乾燥剤として利用できます。
水分を含んでいる状態はピンクや白色ですが、水分が飛んだ状態だと青色になります。
シリカゲルが青色になるまでゆっくり温めれば、再利用が可能なので、選択肢として覚えておくとよいでしょう。
乾燥剤の種類に注意して正しく捨てましょう
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日常的に使用している乾燥剤ですが、種類により注意しなければならないポイントが異なります。
廃棄の時だけでなく、保管時のリスクも低減できるように、正しく特性を理解して扱いましょう。
「てきせつ」では、廃棄物の処理方法だけでなく、どこにリスクがあるのか、どのように取り扱えば安全なのかといった情報もわかりやすく発信しています。
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