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産業廃棄物業界でISO14001をやめる企業が続出!?3つの理由でわかりやすく解説

お役立ちコラム

2024/01/01

世界基準であるISO14001。

 

環境問題に対する関心の高まりから、多くの企業がISO14001の認証を求めてきました。

 

実際に、日本国内のISO14001の認証取得企業数は、2020年には17804件だったのに対し、2021年には21976件と約4000件ほど増加しています。

 

しかし、最近になってISO14001を辞める企業が増えています。

 

なぜそのような動きになっているのでしょうか。

 

今回は産業廃棄物業界でISO14001をやめる企業が増えてきている理由についてわかりやすく解説していきます。

産業廃棄物業者にとってISO14001は本当に必要?

 

まず考えるべきポイントは、なぜISO14001という認証が必要なのかという点です。

 

産業廃棄物処理業者であれば、事業そのものが環境問題解決に直結しているので、取引先から認証取得を求められることが多くなります。

 

また、自社における事業活動を定期的に見直し、仕組み化することにより、従業員の意識向上にもつながります。

ISO14001とはどんな認証?

 

そもそもISO14001とはどのような認証なのでしょうか。

 

目的や対象範囲から確認していきましょう。

ISO14001の目的

ISO14001の最大の目的は、「組織が環境改善に向けて自主的に取り組むための支援」です。

 

自社の事業活動において、環境負荷を下げるポイントを洗い出し、ルールを決めて運用します。

 

しかし、ルール通り運用していてもエラーが生じる部分も出てくるでしょう。

 

その際に、ルールを見直して同じエラーが発生しないように改善されたルールを設定します。

 

このように、定期的に運用を見直し、より確実に環境リスクを低減する仕組みを作っていくことを目的としています。

ISO14001の対象範囲

環境への取り組みといっても、対象は自然環境だけではありません。

 

ISO14001で定める「環境」は、「組織が事業活動で影響を与える組織や個人、ものごと」を指します。

産業廃棄物業者がISO14001認証を取得する3つのメリット

 

産廃処理業者がISO14001認証を取得するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

メリット1:環境経営を行うためのベースを整えられる

環境負荷を低減するために、改善ポイントの洗い出しや、具体的行動、評価方法を設定するため、環境経営のベースは整えられると言えるでしょう。

 

環境経営を継続するための、自走する仕組みにISO14001の基本理念は合致しています。

メリット2:コンプライアンスの強化につながる

ISO14001認証で定めたルールは従業員も理解して実施しなければなりません。

 

そのため、会社全体で同じ目標が共有された状態で事業活動を推進でき、コンプライアンスの意識向上につながります。

メリット3:顧客から信頼される基準になる

全国の産廃処理業者数は非常に多く、顧客からすれば選ぶだけでも大変な作業になります。

 

顧客が産廃処理業者を選ぶ上でISO14001認証取得は一つの判断基準になると言えるでしょう。

産業廃棄物業者がISO14001をやめる理由3選

 

ISO14001を取得するメリットがある中でやめる産廃処理業者もいます。

 

どのような理由でやめてしまうのか、具体的な理由を見ていきましょう。

理由1:ISO認証にかかるコストを削減するため

ISO認証は毎年更新をしなければなりません。

 

そして更新する度に費用が発生します。

 

コスト削減をしなければならない状況に陥ると、認証取得のコストは削減対象に入る傾向にあります。

理由2:ISO認証に必要な労力を削減するため

ISO認証を取得するためには、決めたルールがきちんと行われているかを確認するために社内による内部監査を実施しなければなりません。

 

また、外部機関による確認も必要であるため、認証取得までの対応時間や労力は相当なものとなります。

理由3:ISO認証がなくても環境経営を継続できる体制が整ったため

ISO認証が普及し、社内でISO14001で求めるレベルを満たせるようになると、自社独自の基準を設けて運用する会社が増えてきました。

 

取引先も「ISO認証を取得しているか」という点ではなく、「ISO認証レベルの活動ができているか」を満たしているとわかれば無理にISO認証取得を求めることもなくなってきたというのも背景にあるでしょう。

産業廃棄物業者がISO14001をやめるメリット

 

大きなメリットは「手間」と「コスト」の削減です。

 

ISO認証を継続するための内部監査や外部機関の監査前準備、監査中の対応など、かなりの負荷となります。

 

また、更新にかかる費用も企業の規模により異なりますが、数十万円から100万円を超える場合もあるため、やめることによるコストメリットとして見られやすいと言えます。

産業廃棄物業者がISO14001をやめるデメリット

 

ISO14001認証をやめるデメリットとして、最もわかりやすいものは「取引先からの選択肢から外れる」ことでしょう。

 

環境問題への関心は高まり続けている中で、ISOに代わる独自基準を設けていない場合は仕事のボリュームが下がる可能性があります。

 

特に、海外においてはISO14001認証は大きな影響力があるため、やめる際は慎重に検討する必要があるでしょう。

ISO14001に取り組む目的を明確にして正しく実施しましょう

 

ISO14001認証について、不要論など様々な声が聞こえてきますが、まずは自社が取り組む目的を明確にすることが重要です。

 

「てきせつ」では、廃棄物処理の正しい運用だけでなく、ISO認証規格についてもわかりやすく発信しています。

 

企業価値を高めるための方法を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

 

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