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産業廃棄物の「金属くず」とは?分類別の処分方法や回収業者へ依頼時の注意点をわかりやすく解説

お役立ちコラム

2024/03/01

金属くずと聞くと、どのようなイメージが沸きますか?

 

廃棄物として処分する印象、有価物として売れるものという印象など、人により持っているイメージは様々です。

 

同じ金属くずでも、売れたことがあったり、処分費がかかったことがあったりという経験をされた方もいるのではないでしょうか。

 

一口に金属くずといっても、中身は複雑です。

 

今回は、金属くずについて、分類別の処分方法や回収業者へ依頼する時の注意点などをわかりやすく解説していきます。

金属くずとは?

 

金属くずとは、産業廃棄物として定められている「事業活動に伴って発生した特定の20種類の廃棄物」のうちの一つです。

 

構成している素材の大部分が金属であることが特徴です。

 

金属以外の付着物があったとしても分離ができないような場合は「金属くず」としてまとめられることがあり、多くは製品の製造工程や建設工事などから排出されます。

金属くずは有価物?産業廃棄物?

結論から言うと、金属くずは有価物にも産業廃棄物にもなり得ます。

 

産業廃棄物の定義は「不要になって売却できないもの」なので、買い手がいた場合は有価物となります。

 

では同じものでも買い取れる業者と買い取れない業者がいるのはなぜなのでしょうか。

 

それは買い取る業者によって持っているノウハウが異なるからです。

 

具体的な例としては次のようなことが挙げられます。

 

・販売チャネル

・分別ノウハウ

・保有している処理設備

 

このように買取業者には得意不得意が存在し、対象となる金属くずによっては有価物になったり産業廃棄物になったりするのです。

金属くずと金属スクラップの違い

 

一般的には金属くずは「産業廃棄物」を指し、「金属スクラップ」は有価物を指して使われることが多いです。

 

ただし、取り扱う業者や発生工程などから同じ金属でも有価物になったり産業廃棄物になったりするので、その都度呼び方を変えるということはありません。

金属くずの処分・リサイクル方法

 

金属くずにはどのようなものがあり、どのような処分方法が適切なのでしょうか。

 

ここでは、ケースごとに金属くずの処理方法を見ていきます。

分類1:圧縮

ロッカーや空き缶などの薄い金属はプレス機で圧縮して処理します。

 

薄い鉄は空間を大きく取ることが多いため、圧縮処理で減容し、運搬効率を上げています。

分類2:切断

長ものや工事などで発生したH鋼などは大型のハサミやギロチンと呼ばれる切断設備により指定サイズまで切断されます。

 

金属くずは、溶かして新たに金属資源として活用されます。

 

そのリサイクルフローを円滑に進めるために指定サイズが定められており、切断によってサイズ調整を行うのです。

分類3:破砕

家電製品や機械ものといった複数の金属原料や素材が混合しているものは破砕機にかけてバラバラにします。

 

その後、選別ラインを通り、素材ごとに分られていき、リサイクルされます。

金属くずを買取・回収に出す際の5つの注意点

 

金属くずを買取や廃棄回収に出す際の注意点についても確認しておきましょう。

注意点1:買取価格は相場により変動する

金属は相場の影響を大きく受けます。

 

市場に金属が足りていれば売れる金額は低くなり、足りていなければ高くなります。

 

この相場は日々変化しているため、売却を検討されている場合は、事前に買取業者に確認するようにしてください。

注意点2:サイズも重要な買取判断基準

純粋な単一素材の金属であったとしても買取ができるケースとできないケースが存在します。

 

極端に大きなサイズの場合、運搬コストや加工コストがかかり、粉末レベルで細かいサイズになる場合は、粉塵爆発といった処理工程中の事故につながるリスクが高くなるといった背景があります。

 

そのため、サイズにより買い取れない可能性があるので、事前に買取業者に確認するようにしましょう。

注意点3:不純物がついていると買取不可の場合がある

金属くずに金属以外の付着物がついている場合、分別するコストがかかります。

 

「買取費用ー(分別コスト+不純物の処分費)」がマイナスになる場合は買取不可となります。

注意点4:不純物が多いと処分費が高くなる

不純物の割合が多くなると、その分の廃棄費用が増加します。

 

一見すると金属がメインの廃棄物であったとしても、付着している不純物の種類によっては処分費が高くなる可能性があるので事前に処理業者へ確認するようにしてください。

注意点5:産業廃棄物になる場合は契約書とマニフェストが必要

有価物で売却する場合と異なり、産業廃棄物として処理する場合は「産業廃棄物処理法」の対象となります。

 

そのため、処理を委託する前に、「産業廃棄物処理委託契約の締結」と「マニフェストの発行」をしなければなりません。

 

詳しくはこちらの記事でも解説しているので、ぜひご覧ください。

【簡単にわかる】産業廃棄物とは?定義や種類、一般廃棄物との違いをわかりやすく解説

私たちが生活していく上で、廃棄物は切っても切り離せな…

 

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金属くずと一口に言っても状況によりその後の処理フローは大きく異なります。

 

「なぜその処理フローになるのか」という判断基準を理解することにより現場での素早い意思決定につながるでしょう。

 

「てきせつ」では、廃棄物処理だけでなく、有価物についてや廃棄物の判断基準についてもわかりやすく解説しております。

 

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