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産業廃棄物の「塗料・ペンキ」の正しい処分方法とは?固形、泥状、液状ごとの捨て方の違いをわかりやすく解説

お役立ちコラム

2024/07/01

家や建物の塗装などで使用される塗料、ペンキは、使用後は適切に処理しないと環境汚染を引き起こす可能性があります。

 

特に、塗料やペンキは、形状によって産業廃棄物としての分類や処分方法が異なるため注意が必要です。

 

この記事では、塗料やペンキの形状による産業廃棄物としての分類、処分時の注意点、そして家庭から出る塗料やペンキの捨て方についてわかりやすく解説していきます。

塗料・ペンキは形状により産業廃棄物としての分類が異なる

 

さっそくそれぞれの形状の違いについてみていきましょう。

形状1:固形の場合

廃塗料、廃インキが乾いて固形化した場合は「廃プラスチック類」に分類されます。

形状2:泥状の場合

廃塗料、廃インキが泥状になっている場合は泥状の物質の総称である「汚泥」に分類されます。

 

ただし、油分を5%以上含むものは「汚泥と廃油の混合物」とされるので注意が必要です。

形状3:液状の場合

廃塗料、廃インキが液体状であれば、次の3項目に分類されます。

 

・成分が水溶性で水系エマルジョンの場合、

「廃プラスチック類」と「廃酸又は廃アルカリ」の混合物

 

・成分が溶剤系の場合、

「廃プラスチック類」と「廃油」の混合物

 

・溶剤の引火点が70℃未満の場合、

「廃プラスチック類(産業廃棄物)」と「引火性廃油(特別管理産業廃棄物)」の混合物

 

引火性廃油は特別管理産業廃棄物となるので、その混合物の取り扱いとしては、特別管理産業廃棄物管理責任者を任命して、通常の産業廃棄物よりも厳しい基準で処理をしなければなりません。

塗料・ペンキを産業廃棄物として処分する際の注意点3つ

 

塗料やペンキを産業廃棄物として処分する際の、3つの注意点をご紹介します。

注意点1:形状や性状を把握する

塗料やペンキの処分方法は形状ごとに異なります。

 

また、塗料やペンキ以外が付着しているような、ほかの廃棄物と混合状態である場合も、処分方法は異なってきます。

 

そのため、単に「塗料・ペンキ」という情報だけでは正しい処理はできないので、発生工程や現在の形状など詳細な情報を確認するようにしましょう。

注意点2:成分に注意する

塗料やペンキを廃棄する際に特に注意しなければならないポイントは「成分」です。

 

可燃性であるものや有害物質が含まれているもの等、人体や自然環境に悪影響を及ぼすものも存在します。

 

製品の在庫や、使用した余りの分であれば製品の情報を把握して処理業者へ提供するようにしましょう。

 

少量余ったものを一つのドラム缶にまとめるといったことは効率的な作業に見えますが、どんな成分を含んでいるのかわからなくなるため、処分する前に分析作業が必要になってきます。

 

種類ごとに分けて保管し、処理するようにしましょう。

注意点3:小分けにして保管する

種類ごとに分けるということのほかに「小分けにして保管する」ということも知っておきましょう。

 

固化しやすい塗料をドラム缶のような大きな容器に保管してしまうと、固化してしまった際に処理しづらくなってしまうことがあります。

 

処理設備の投入口の大きさや処理能力により異なりますが、廃棄物の処理には適正なサイズがあるので、一般的には大きいサイズの廃棄物は前処理の工程が必要となり、処理原価が上がる傾向にあります。

産業廃棄物の塗料・ペンキの正しい処分方法

 

塗料やペンキを産業廃棄物として処分する際は、製品容器のラベルから成分を判断することが多いです。

 

しかしラベルが読み取れないときや、複数種類が混ざった状態である場合は、分析をして成分を確認しなければなりません。

 

また、形状によっては運搬途中の漏洩リスクをなくすために必要な荷姿に整えることも忘れてはいけません。

 

収集運搬業者や処分業者の荷受け条件があるので、「形状」「成分」「荷姿」情報は明確にして、安全に運搬、処分できるようにしましょう。

家庭から出る塗料・ペンキを捨てる方法

 

余った塗料やペンキをどのように処分すれば良いのかわからず悩まれる方も多いことでしょう。

 

塗料やペンキの場合は、少量の場合と大量の場合により、適切な処分方法が異なります。

 

それぞれの処分方法について、紹介していきます。

ケース1:少量の塗料・ペンキを捨てる場合

余ったペンキの量がごく少量の場合には、新聞紙やキッチンペーパーなどに塗り広げたり、染み込ませてから乾かして処分します。

 

自治体のごみとして出す場合には「一般ごみ(可燃ごみ)」として捨てられます。

 

ただし、作業中に周囲を汚してしまったり、引火の危険性もあるため、風通りの良い場所や周囲に可燃物を置かない等の作業環境には十分に注意して行いましょう。

ケース2:大量の塗料・ペンキを捨てる場合

塗料やペンキを扱っている塗料専門業者であれば、回収を行なっているところもあります。

 

また、専門の廃棄物処理業者へ委託することも有効です。

 

処分費用は発生しますが、自身での廃棄するまでの準備工程を考えると手間をかけず安全にかつ確実に処理できる方法と言えるでしょう。

産業廃棄物の塗料・ペンキの捨て方に困ったら「てきせつ」へ

 

塗料やペンキは含まれる成分や形状によって廃棄方法が異なります。

 

形状や成分に応じた正しい処理方法を選択、検討するようにしましょう。

 

産業廃棄物の適正処理を推進するポータルサイト「てきせつ」では、企業のリサイクル率を向上させるサポートをしています。

 

お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

 

>>【無料相談】てきせつに問い合わせる

https://tekisetsu.co.jp/contact/

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