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ホテル業界の課題は「食品ロス」の削減!コスト削減につながる産業廃棄物の減らし方はをわかりやすく解説

お役立ちコラム

2024/07/01

ホテルからは日々大量の食品ロスが発生しています

 

ホテルには日々多くの宿泊客が訪れるため、その分、ごみが大量に発生しています。

 

日々発生するごみの中でも特にホテル業界の課題として挙げられるのが「食品ロス」です。

 

この食品ロスの削減に成功した場合には、廃棄コストが削減できる上に、近年のSDGsやサーキュラーエコノミーの流れに乗り、環境意識の高い新規顧客の獲得も期待できます。

 

そこで今回の記事では、ホテル業界における廃棄物の課題や食品ロスを削減するための具体的な方法をわかりやすく解説します。

ホテル業界が抱える「プラスチックごみ」の現状

 

ホテルから排出されるごみのうち、その多くを占めるのが「プラスチックごみ」と「食品ロス」です。

 

ホテルの客室で使われるアメニティとして、歯ブラシやカミソリ、ヘアブラシなどが配布されており、その多くが使い捨て製品です。

 

このプラスチックごみを削減するために、アメニティを各客室に常時設置せず、希望者がフロントで受け取る方式に切り替えるホテルが増えました。

 

また、使い捨て製品ではあっても、環境に配慮したバイオプラスチックや再生プラスチックを使ったアメニティも人気です。

 

環境問題の中でも「プラスチック問題」への注目が集まっている時流もあり、プラスチックごみへの対応をするホテルは増えていますが、今後、多くのホテルが注力しなければならないのが「食品ロス」の削減です。

ホテルで「食品ロス」が多い2つの理由

 

ホテルで食品ロスが増えている理由として「朝食ビュッフェ」と「披露宴」の2点が挙げられます。

 

朝食ビュッフェは宿泊客がホテルを選ぶ理由としても大きな役割を担っているため、多くのホテルが力を入れています。

 

ビュッフェ形式である以上、たとえ営業終了時間が近づいていたとしても、売り切れにはできません。

 

そのため、どうしても食品ロスをゼロにはできないという問題があります。

 

また、披露宴や大きなパーティーを開催できるホテルもありますが、このようなイベントごとに参加する目的は食事ではなく、参加者同士の話や披露宴のイベントを楽しむことにあるため、食事が余りやすい傾向にあります。

 

ホテルでのプラスチック問題への取り組みが増えてきたため、その次の動きとして、このような理由で増えている食品ロスの削減が急務となっています。

ホテルのビュッフェでの食品ロス削減の工夫3つ

 

どうしても食品ロスが発生してしまうホテルのビュッフェでも、食品ロスを削減する取り組みが実施されています。

 

ここでは主に行われている3つの工夫をご紹介します。

工夫1:賞味期限の近い食材を活用する

ビュッフェスタイルのメリットとして、提供するメニューを比較的柔軟に変えられる点があります。

 

あるホテルでは賞味期限の近い食材を優先的に使用するメニューにすることで、保管している食材が無駄になることを防いでいます。

工夫2:少ない量でも見栄え良く陳列する

ビュッフェの営業時間の前半は、料理を十分に準備しておかないとお客様へ十分なサービスが提供できません。

 

しかし、ビュッフェ営業の終了時間が近づくと、残り少なくなった料理を小皿に移して陳列するなどして、少量でも豪華に見えるように盛り付けることが重要です。

 

これにより、過剰な準備を防ぎつつ、顧客満足度を維持することができます。

工夫3:余った食材を捨てない工夫

どんなに工夫をしてもビュッフェスタイルをとっている以上は、食品ロスは発生してしまいます。残った料理は、衛生面を考慮して多くの場合は廃棄されています。

 

しかし、ビュッフェで余った料理を再度加工したり、弁当に詰め替えたりすることで、最後まで食べてもらえるような工夫をするホテルも出ています。

 

衛生面の確認を十分にして、保健所とも相談をする必要がありますが、三井不動産ホテルマネジメントではパンの廃棄が90%、料理も50%以上が食品ロス削減に成功したという事例もあります。

ホテルから出る食品ロスをコンポストで実質ゼロに!?

 

出てしまった食品ロスの解決策として有効なのが「コンポスト」による堆肥化です。

 

食品ロスをコンポストに入れることで、堆肥として生まれ変わらせることができ、資源循環が可能になります。

 

ホテルニューオータニでは、1999年からコンポストプラントを導入し、毎日約5トンの生ごみを有機堆肥に変えています。

 

この堆肥は契約農家で使用され、育てられた野菜や穀物が再びホテルの食材として利用されるなど、循環型のシステムが構築されています。

 

この取り組みにより、ホテルは食品ロスを実質ゼロに近づけることに成功した良い事例です。

 

※情報引用元:https://www.newotani.co.jp/tokyo/sdgs/environment01/

食品ロスを減らすことでコスト削減だけでなく新規集客獲得も実現!?

 

ホテルが食品ロスを削減することで、それまで廃棄にかかっていたコストを大幅にカットできます。

 

ホテル側としては、コスト削減のために食品ロスを減らす取り組みを開始したとしても、その取り組み自体が「新規集客」につながる可能性もあります。

 

近年は、環境負荷の軽減に取り組む「エコフレンドリー」なホテルに泊まりたいというニーズも高まっており、食品ロスや使い捨てプラスチックの削減に取り組むことで、多少の不便さが発生しても、問題ないと感じる宿泊客も増えています。

 

例えば、使い捨て歯ブラシを使わないために、ホテルに歯ブラシを持参する宿泊客も増えているので、食品ロス削減をホテルの魅力の1つとして発信することも効果が期待できます。

ホテルの廃棄物を削減するなら「てきせつ」へ

 

ホテル業界における食品ロスの削減は、環境負荷の低減や経営コストの削減に直結する重要な課題です。

 

どのホテルでも、食品ロスや産業廃棄物の排出量を減らす取り組みをやった方がいいのはわかっていても、なかなか実施できないのが実態でしょう。

 

もし産業廃棄物のことでお困りの方は、産業廃棄物の適正処理を推進するポータルサイト「てきせつ」にご相談ください。

 

産業廃棄物を削減する方法や最新法令まで、廃棄物のことならなんでもお問い合わせください。

 

産業廃棄物のことで困ったらてきせつへ!

 

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