太陽光パネルの廃棄・リサイクル方法をわかりやすく解説
お役立ちコラム
2023/07/03
太陽光パネルは代表的な自然エネルギーの活用として広く推奨されています。
一般家庭に設置されているケースも多く、我々にとって身近な存在であり、電気代の節約や二酸化炭素の排出を抑えられるといった恩恵も与えてくれます。
使用している時は非常に頼もしい太陽光パネルですが、廃棄される際はどのように処理されているかご存知でしょうか。
太陽光パネルは、構成している物質や製品の性質上、非常にリサイクルが難しい廃棄物です。
今回は、太陽光パネルの廃棄に関する注意点やリサイクル方法についてわかりやすく解説していきます。
太陽光パネルは有害物質を含む産業廃棄物
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太陽光パネルには、有害物質とされる鉛やカドミウム、セレンなどが含まれている場合があります。
1枚の太陽光パネルに全てが含まれているわけではありません。
太陽光パネルは主にシリコン系と化合物系に分類され、シリコン系には鉛が、化合物系にはカドミウムやセレンといった物質が含まれていることが多いです。
そのため、処理方法を誤ると、土壌や河川を汚染してしまうリスクがあるため、適切な処理が求められています。
太陽光パネルの廃棄問題
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太陽光パネルは、製品の構造上、素材ごとに分解してリサイクルすることが困難な廃棄物です。
現状、行われている処分方法のほとんどは埋立と言われています。
太陽光パネルの寿命は一般的に20年〜30年とされており、市場に大量に投入され始めた時期から計算すると、2030年代に廃棄量のピークを迎えると言われています。
環境省が発表した資料によると、ピーク時は年間50万トン〜80万トンの廃棄が見込まれており、埋立処分場の残余量から考えても、埋立処理以外のリサイクル方法を確立する必要があります。
▼参考資料:環境省「太陽光発電設備の廃棄に関するガイドライン」
https://www.env.go.jp/content/900533586.pdf
太陽光パネルの廃棄・リサイクルする方法は3種類
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太陽光パネルの処理方法は大きく分けて3種類あります。
それぞれの特性を理解して選択することが大切です。
種類1:マテリアルリサイクル
資源として再利用するリサイクル方法です。
太陽光パネルのガラスとモジュール部分を剥離したり、破砕して分別したり、溶かして分離するといった処理方法です。
現状、太陽光パネルをマテリアルリサイクルできる処理業者数自体が少なく、また、どんな太陽光パネルでも処理できるわけではなく、種類や性状に対して条件がつく場合が多いです。
種類2:埋立処分
現状、太陽光パネルのほとんどが埋立処分となっています。
種類や性状により制限がかかることは少ないですが、埋立残余量を逼迫してしまうという課題があります。
種類3:リユース・中古販売
太陽光パネルに割れや回路のショート等がなく、まとまった枚数が発生する場合は、リユースという選択肢も有効的です。
産業廃棄物として処理をすると、その分処理コストも発生しますが、中古品として販売できると売却益だけでなく、環境負荷を抑えることにもつながります。
太陽光パネルの処分費用の相場
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太陽光パネルの処分費は、太陽光パネルの種類や性状、また処分方法によっても異なるため、必ず事前に処理業者から見積りを取るようにしましょう。
処分費の相場は100円〜250円/kg程で、シリコン系よりも化合物系の方が処分費が高くなる傾向にあります。
処分費用について、変動する要因を詳しくまとめておりますので、こちらの記事もご覧ください。

太陽光パネルは2022年7月から廃棄費用の積立が義務化
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2022年4月1日から施行された「改正再エネ特措法」の内容の一つに、2022年7月から太陽光発電設備の廃棄費用の積立義務化があります。
全ての人に義務付けられるわけではなく、資源エネルギー庁のガイドラインには「FIT・FIP制度を導入している10kW以上の太陽光発電設備すべて」と定められています。
▼参考資料:資源エネルギー庁「廃棄等費用積立ガイドライン」
太陽光パネルを理解して適切に廃棄・リサイクルしましょう
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我々の生活に浸透してきた太陽光パネルですが、リサイクルとなるとまだまだ課題は多い廃棄物です。
今後、大量発生した際に埋立処分場がこれまで通り荷受けしてくれる保証もありません。
コストだけで判断するのではなく、今のうちから正しい知識を身につけ、適正処理につなげていきましょう。
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