産業廃棄物の「ばいじん」とは?処理方法や処理費用をわかりやすく解説|Tekisetsu

Tekisetsu

廃棄物の適切処理を促進する
情報ポータルサイト

産業廃棄物の「ばいじん」とは?処理方法や処理費用をわかりやすく解説

お役立ちコラム

2023/11/01

産業廃棄物処理法では廃棄物の種類が細かく定められています。

 

廃プラスチックや木くず、金属くずといったように、廃棄物の姿や発生工程がイメージしやすいものもあれば、どんな廃棄物なのかイメージすらできないものもあるでしょう。

 

「ばいじん」もそのうちの一つです。

 

適切な処理方法は廃棄物毎に異なります。

 

今回は「ばいじん」の処理方法や処理費用についてわかりやすく解説していきます。

ばいじんとは?

ばいじんとは、物を燃やした際に発生するススや煙に含まれる微細な物質のことです。

 

ばいじんは、大気汚染防止法で定められた煤煙発生施設やダイオキシン類対策特別措置法で定められた特定の施設で発生し、集塵設備で集められたものと定義されています。

ばいじんと粉じんの違い

大気汚染防止法で規制対象となっている「粉じん」と混同されやすいばいじんですが、明確に定義が異なります。

 

粉じんとは「物の破砕や体積などにより発生したり、飛散したりする物質」と定められています。

 

ばいじんは燃やした際に発生して、粉じんは破砕した際に発生するとイメージすればわかりやすくなります。

 

ちなみに、焼却炉で発生して集じん機に集められたものは「ばいじん」で、焼却炉の底にたまったものは「燃えがら」となります。

ばいじんの具体例

どのようなものがばいじんに該当するのか、具体的な例と共に確認していきましょう。

 

主に次のようなものがばいじんに該当します。

 

・石炭灰

・コークス灰

・電気集じん器捕集ダスト

・集じん器捕集ダスト

・煙道・煙突に付着堆積したスス

・廃砂ダスト

・転炉ダスト

ばいじんの処理方法3選

ばいじんを処理する方法は大きく「埋立」「安定化」「リサイクル(再資源化)」の3つがあります。

 

それぞれ詳しく確認していきましょう。

処理方法1:管理型最終処分場で埋め立て

ばいじんは、基本的に管理型埋立処分場で処理を行うことが多いです。

 

処理場により荷姿の指定は異なりますが、多くの場合、フレコンバッグに入れて搬入します。

 

ばいじんに重金属類が含まれている場合は、管理型ではなく遮断型の埋め立て処分場で処理を行わなければなりません。

 

ただし、遮断型の最終処分場は全国で見ても少ないため、安定化処理を行い、管理型埋立処分場で処理を行うケースも多いです。

処理方法2:安定化処理

ばいじんに含まれる有害物質が流出しないようにする「安定化」処理があります。

 

その主な方法を紹介します。

■方法1:コンクリート固化

ばいじん本体をコンクリート固化することにより、有害物質をコンクリートの内部に閉じ込めたり、飛散を防止することができます。

 

ただし、固化を行うためのコンクリート分、ばいじん廃棄物の全体量は増大します。

 

処理場の受け入れ容量や荷姿など、条件を確認するようにしましょう。

■方法2:キレート固化

コンクリート固化と同様に、キレート剤によりばいじんを固化する方法です。

 

キレート固化を行った場合、埋立前に溶出試験を行い、有害物質が漏れ出ていないかを確認しなければなりません。

 

溶出試験の結果により、認められた場合のみ、管理型埋立処分場に搬入できるようになります。

■方法3:溶融

溶融は廃棄物を高温で溶かすことにより、大幅に減容する方法です。

 

溶融後に残るスラグは建築資材に再利用できます。

処理方法3:リサイクル

ばいじんにもリサイクルという選択肢があります。

 

溶融処理後に残ったスラグは土木資材や建築資材としてリサイクルし、再利用されます。

 

また、造粒固化後、改良土の埋め戻し材として、路盤材や盛土などに活用されます。

ばいじんの処理費用の相場

ばいじんの処理費用はおよそ20~70円/kg程度です。

 

ただし、処分費についてはエリアや、発生量、有害物質の有無、発生工程になど、様々な要素により決まります。

 

処理費用の相場は、あくまで目安であるため、処理前に、処理を委託する業者へ確認するようにしましょう。

 

処理費用についての注意点や、押さえておきたいポイントについてまとめているのでこちらの記事も是非ご覧ください。

 

▼関連記事:産業廃棄物の処理費用の相場は?安く抑えるコツや近くの業者を選ぶポイントも解説

産業廃棄物の処理費用の相場は?安く抑えるコツや近くの業者を選ぶポイントも解説

産業廃棄物の管理を行っている担当者にとって「処理費用」は…

 

詳細をみる

ばいじんを正しく理解して適切に処理しましょう

有害物質が含まれることも多いばいじんですが、正しい知識と処理で埋戻し材や資材としてリサイクルするという道も拓けます。

 

発生量やコストなどのバランスを取りながら適切に廃棄計画をたてるようにしましょう。

 

「てきせつ」では、廃棄物の処理方法だけでなく、その後、どのようなリサイクル方法で、どのように活用できるのかも詳しく、そしてわかりやすく発信しています。

 

リサイクル方法について疑問やお困りごとがある方はお気軽にお問い合わせください。

 

>>【無料相談】てきせつへのお問い合わせはこちら

https://tekisetsu.co.jp/contact/

このコラムに出てきた廃棄物に対応できる「Tekisetsu」掲載企業をチェック!

【ばいじん】

 

石炭灰

 

コークス灰

 

電気集じん器捕集ダスト

 

スス

 

廃砂ダスト

 

転炉ダスト

 

条件に合う環境創造企業が見つからない場合はお気軽にお問合せください。

 

完全無料で最適な業者をご紹介します。

この記事の関連記事

動植物性残さとは?産業廃棄物としての分類からリサイクル手法まで徹底解説

食品工場やレストラン、あるいは薬品製造の現場から日々排出され…

食品工場やレストラン、あるいは薬品製造の現場から日々排出され…

繊維くずは産業廃棄物?定義・処理方法・排出事業者の注意点を徹底解説

アパレル業界や製造工場、建設現場、清掃業務などの現場では、ウ…

アパレル業界や製造工場、建設現場、清掃業務などの現場では、ウ…

産業廃棄物としての廃アルカリとは?種類・処理方法から委託時の注意点まで適正処理の重要性を徹底解説

製造業やクリーニング業、食品加工業など、多岐にわたる現場で排…

製造業やクリーニング業、食品加工業など、多岐にわたる現場で排…

産業廃棄物「廃酸」とは?種類やリスク、リサイクル方法を徹底解説

産業活動に伴い発生する産業廃棄物の中でも、「廃酸」は特に厳格…

産業活動に伴い発生する産業廃棄物の中でも、「廃酸」は特に厳格…

産業廃棄物「燃え殻」とは?定義・処理方法・注意点をわかりやすく解説

事業活動に伴って発生する廃棄物の中でも、「燃え殻」は適正処理…

事業活動に伴って発生する廃棄物の中でも、「燃え殻」は適正処理…

解体工事から廃棄物処理までワンストップで対応可能な業者とは

建物の老朽化や再開発によって、解体工事のニーズは年々高まって…

建物の老朽化や再開発によって、解体工事のニーズは年々高まって…

排出事業者が産業廃棄物の処理委託先を効率的に探す方法3つ

排出事業者が産業廃棄物に関する不正行為に巻き込まれないために…

排出事業者が産業廃棄物に関する不正行為に巻き込まれないために…

同じ問い合わせが多い!産業廃棄物処理業者がやるべき「顧客教育」とは

産業廃棄物処理業者は約20万件以上ありますが、その9割が収集…

産業廃棄物処理業者は約20万件以上ありますが、その9割が収集…

新着記事はこちら

新着記事はこちら

広告募集