産廃業界でドライバー不足の解消に効果的な5つの方法
お役立ちコラム
2024/01/01
昨今、どの業界においても「ドライバー不足」が深刻な問題となっています。
さらに物流業界の2024年問題が拍車をかけ、企業は変革を迫られています。
産廃業界においても例外ではなく、むしろ他業界よりも深刻なドライバー不足に陥っています。
今回は、産廃業界でドライバー不足の解消に効果的な方法について、わかりやすく解説していきます。

産業廃棄物処理業界の有効求人倍率は全業種平均の約2倍

有効求人倍率という指標から業界の状況を見てみましょう。
2020年における全産業の有効求人倍率は1.18倍となっている中、運送業界の有効求人倍率は2.85倍となっており、全体の平均よりも約2倍の数値となっています。
有効求人倍率は求人数÷求職者数で算出するため、一人の求職者に対して約3社が募集をかけている状態と言えます。
さらに、運送業界の中でも、産廃業界のドライバーはさらに有効求人倍率が高くなるでしょう。
産業廃棄物処理業者のドライバー不足が深刻な原因3選

なぜ産業廃棄物処理業者のドライバーは不足しているのでしょうか。
具体的な事例とともに確認していきましょう。
原因1:若者のドライバー離れが加速
世の中は「所有」するという価値観から「シェア」するという価値観に変わりつつあり、若者の間でも車を購入するという憧れが少なくなりました。
公共交通機関が充実したことに加え、カーシェアリングやサブスクリプションといったサービスが展開されてきたこともあり、車は趣味ではなく移動手段としての立場が強くなってきています。
自動車離れが、ドライバー志望の若者が少なくなったことに大きく影響していると言えるでしょう。
原因2:労働環境が劣悪というイメージ
昔の産廃業界のイメージは良いものではありませんでした。
3Kと呼ばれる「きつい、きたない、かっこわるい」イメージが、今もなお持たれ続けています。
さらに、長距離移動や拘束時間が長いというイメージも、心身ともに大変そうな労働環境だと思われ、働く先の選択肢から外れていく傾向にあります。
原因3:給料が安いというイメージ
給与面のイメージも大きく影響しています。
インターネット上の情報が一人歩きすることも多いですが、一般的に持たれているイメージは、公開されている給与は長時間の残業代が含まれているため、全体で見ると割が合わないというイメージでしょう。
労働環境のイメージと合わさり、ドライバーの志望者が少なくなってきています。
産業廃棄物処理業者のドライバー不足改善に効果的な5つの方法

産廃業界のドライバー不足はその他業界のドライバー不足問題に比べると不利な位置にあることは否めません。
しかし、改善ポイントは存在します。
ここでは効果的な改善方法をご紹介します。
方法1:働き方改革を実施し労働環境を改善する
劣悪なイメージを持たれてしまっている労働環境の見直しを行いましょう。
長時間労働の対策として口頭だけの対策ではなく、きちんと改善のガイドラインを作成することで社内全体に共通の認識を持って取り組むことができます。
また、配車業務といった属人化しやすい業務も大きな改善ポイントです。
IT化することにより、スムーズな引き継ぎや教育が可能です。
方法2:女性ドライバーの採用を積極的に行う
ドライバーといえば男性というイメージが強いですが、女性ドライバーでも活躍できるような労働環境や仕事内容を構築できれば大きな改善につながります。
全国には13万人以上の女性が大型免許を保有しているということが分かっています。
女性がドライバーとして活躍している職場というだけでも職場環境にポジティブなイメージを抱かれると言えるでしょう。
方法3:フルタイム以外にも幅広い働き方ができる体制を整える
プライベートを尊重した働き方の選択肢も重要です。
特に育休は女性だけでなく男性も取得すべきものです。
昔ながらの体制ではなく、家族の状況に合わせた産休、育休取得のしやすさや時短勤務の選択など、柔軟な労働環境を整えていきましょう。
方法4:未経験者への教育体制を整える
経験者であれば即戦力になりますが、そもそもの母数が少なく根本的なドライバー不足の解決にはなりません。
未経験者であっても確実な成長が見込まれるような計画的な教育体制を整えましょう。
方法5:広報活動に力をいれる
最近はHPだけでなくSNSからの情報収集も活発です。
募集要項だけを公開するのではなく、企業としてどのようなことを大切にしているのか、どんな取り組みをしているのかといった企業の中身が伝わるようなことを発信していきましょう。
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業界全体で課題となっているドライバー不足ですが、解決の糸口は存在します。
いきなりは難しくても一つずつ実行していき、一人歩きしているイメージを変えていきましょう。
「てきせつ」では、安心して任せられる収集運搬業者のネットワークも構築しております。
廃棄物処理の正しい運用だけでなく、収集運搬の協力業者をお探しの方はお気軽にお問い合わせください。
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