ホームセンターには処理困難物が多い!間違いやすい分類や正しい処理方法をわかりやすく解説
お役立ちコラム
2024/06/01
ホームセンターには処理困難物が盛りだくさん

ホームセンターは、DIY用品から園芸用品、家庭用電化製品まで、日常生活で必要な商品を幅広く品揃えしています。これらの商品を販売するだけでなく、店内で使う備品を作ったり、植物や苗のメンテナンスをしたりと、自店舗でも幅広く使用されており、様々な廃棄物が発生します。
ホームセンターから出るごみの中には、産業廃棄物や事業系一般廃棄物に分類されるものがあり、分類に注意が必要な上に、危険性が高い「処理困難物」と言われる廃棄物が含まれることも多々あります。
そこで今回は、ホームセンターにおける廃棄物処理について、種類、処理方法などをわかりやすく解説していきます。
ホームセンターから出る廃棄物の分類と具体例

ホームセンターから出るごみの中には、産業廃棄物や事業系一般廃棄物に分類されるものがあります。
産業廃棄物が一般ごみに混入してしまうと、違法行為となり、罰則の対象となってしまいます。
ここでは「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」のそれぞれに分類される廃棄物について解説します。
分類1:産業廃棄物
ホームセンターから排出される主な産業廃棄物は次の通りです。
・ペンキ、溶剤
・乾電池、バッテリー
・スプレー缶
・農薬
・商品を仕入れる時の梱包資材
・商品の運搬に使った木パレット
・蛍光灯
・什器、ディスプレイ器具
ホームセンターでは、少量多品種の産業廃棄物が排出されることが多く、保管期間が長期化することもあるので、取り扱いには注意が必要です。
特に溶剤同士を混ぜたり、ラベルが色褪せてしまったりして、内容物の情報がわからなくなると、その後の処理が一層困難になります。
さらに、ホームセンター内で使う備品を作るために、スプレー缶やバッテリー稼働の工具を使うことも多く、放置すると危険性が増す品目ですので、正しく管理し、早めに処理するようにしましょう。
分類2:事業系一般廃棄物
ホームセンターでの事業活動を通じて排出されたごみは、基本的には「産業廃棄物」に分類されますが、一部の廃棄物に関しては「事業系一般廃棄物」に分類されるものがあるため注意が必要です。
・コピー用紙
・ポップ、チラシで使った紙
・段ボール
ホームセンターから排出される事業系一般廃棄物は、上記の品目が中心ですが、どれも正しく分別することで、古紙として「有価物」になり得ます。
しかし、これらを誤って産業廃棄物の廃プラスチック類や混合廃棄物に混ぜて排出してしまうと、その全体を産業廃棄物として処理されてしまい、処理費用が高くなります。
「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」を分別し法令を遵守するためにも、ホームセンターの廃棄物処理コストを抑えるためにも、正しい分別を徹底しましょう。
ホームセンターにおける木パレットの扱い

ホームセンターでは、DIYで使うレンガや園芸で使う肥料などのエクステリア商品を運ぶために「木パレット」が使用されています。
平成20年の法改正以前は一般廃棄物として処理されていましたが、今は産業廃棄物として処理する必要があります。
木パレットの概要や正しい処理方法は、以下の関連記事をご確認ください。

ホームセンターで注意すべき産業廃棄物3選

ホームセンターには多種多様な商品の取り扱いがありますが、スーパーやコンビニと違い、危険性の低い日用品だけでなく、ペンキやバッテリー、蛍光灯など、取り扱い方を間違えると危険なものも多数あります。
ここではホームセンターから排出されることが多い産業廃棄物の中でも、特に危険性の高い品目について詳しく解説します。
種類1:ペンキ、塗料
ペンキや塗料は「形状」により産業廃棄物としての品目が変わる厄介な廃棄物の1つです。主に以下の3種類に分類されます。
1. 固形状:「廃プラスチック類」
2. 泥状:「汚泥」(油分を5%以上含む場合は「汚泥と廃油の混合物」)
3. 液状:・成分が水溶性で水系エマルジョンの場合「廃プラスチック類」と「廃酸又は廃アルカリ」の混合物
・成分が溶剤系の場合「廃プラスチック類」と「廃油」の混合物
・溶剤の引火点が70℃未満の場合「廃プラスチック類」と「引火性廃油(※)」の混合物
※引火性廃油は「特別管理産業廃棄物」に分類
種類2:乾電池、バッテリー
ホームセンター内で使われる工具や電子機器には乾電池やバッテリーが多く使われています。
乾電池やバッテリーは正しく絶縁処理を行い、適切に保管しないと発火する恐れがあります。
以下の記事を参考に正しく管理、適正処理を進めましょう。

種類3:蛍光灯
照明器具のLED化が進んでいる現代ですが、まだまだ蛍光灯が廃棄されるケースが多いのも事実です。
蛍光灯は有害物質である水銀が含まれている「水銀使用製品産業廃棄物」という分類になります。
これにより、割れないように保管したり、専門の許可を持っている処理業者に処理を委託するといった適切な対応が求められていることはしっかりと認識しておきましょう。

ホームセンターが下取りしている使用済み製品の排出事業者はだれ?

多くのホームセンターでは、一部の商品を1点購入するにつき、同等品1点を無料で回収する「下取り」サービスを行っている店舗があります。
ホームセンターコーナンを事例に挙げると、以下のような品目の無料引き取りを行っています。
・灯油缶
・電動工具
・石油ストーブ
・自転車
・消火器
・照明器具、、、など

通常、ホームセンターが販売した商品の処理責任は購入した消費者にありますが、廃棄物処理法(廃掃法)の特例である「下取り」に該当する場合に限り、引き取った店舗側で処理できるようになります。
下取りに該当する条件は以下の通りです。
・新しい製品を販売する際に使用済みの製品を引き取ること。
・同種の製品で使用済みのものを引き取ること。
・無償で引き取ること。
・当該下取り行為が商慣習として行われていること。
下取りに関する行政の見解は、以下の大阪府の見解後ご参照ください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/o120060/jigyoshoshido/report/faq_1.html
ホームセンターから出る処理困難物に困ったら「てきせつ」へ

ホームセンターの廃棄物は種類が多く、有害物質を含む産業廃棄物もあるため、適切な処理が欠かせません。
一方で、従業員一人ひとりの意識を高め、分別やごみ減量に取り組めば、コスト削減と環境保護の両立も可能です。
ホームセンターから排出される廃棄物の捨て方や正しい分別方法がわからない方は、産業廃棄物適正処理を推進するポータルサイト「てきせつ」までお問い合わせください。
てきせつは日本全国に多種多様な廃棄物処理業者とのネットワークがあります。お客様の困りごとを解決できる最適な業者をご紹介します。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。
https://tekisetsu.co.jp/contact/
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【溶剤】
【乾電池】
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