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産廃処理業者が伝える!排出事業場での保管・分別の「3つの注意点」

お役立ちコラム

2023/08/01

商品の生産過程や工事をはじめ、事業活動に伴い、あらゆる場面で廃棄物が発生します。

 

多くの排出事業者は、発生した廃棄物を産廃業者に処理委託することになりますが、適切に処理を行うためには、委託して引き渡すまでの前段階が非常に重要となります。

 

産廃処理業者へ引き渡す際の廃棄物の状態により、その後の処理工数や処理原価が大きく変動します。

 

そのため、同じ廃棄物を処理したとしても、様々な「コスト」という形で排出事業者へ返ってくることになるのです。

 

今回は、実際に廃棄物が発生する現場での保管や分別の「3つの注意点」について、産廃処理業者の目線で分かりやすく解説していきます。

産廃処理業者が事前に必ず確認する「3つのポイント」

 

まず、産廃処理業者は廃棄物を受け入れる際、どのような点に注意を払っているのかを見ていきましょう。

 

産業廃棄物が廃棄される際、思わぬものが混入していたり、本来混ざり合わないものが混ざった状態になっていたりします。

 

処理業者としては、従業員の安全と、事業が継続できるように設備への負担を減らした運用を考えなければなりません。

 

廃棄物の内容や状態によっては、処理業者としても受け入れができない可能性もあります。

 

ここでは産廃処理業者が事前に確認する「3つのポイント」を解説します。

確認ポイント1:有害物質の有無 

従業員の安全確保のため、産廃処理業者から有害物質の有無は必ず確認されます。

 

よくある有害物質の例としては次のようなものが挙げられます。

 

【アスベスト】

古いビルの天井材や床材、壁面の塗装材、配管などの断熱材に使用されている可能性があります。

 

劣化により脆くなり、外部からの衝撃によって飛散する可能性もあるため、処理計画は早めに行いましょう。

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【PCB】

電気設備のトランスやコンデンサー内の絶縁油に含まれている可能性があります。

 

PCBは他の廃棄物と違い、処理期限が決められています。

 

PCB廃棄物が見つかった場合は、後回しにせず速やかに処理の手続きを行いましょう。

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【水銀】

蛍光灯や水銀灯、乾電池に含まれている可能性があります。

 

蛍光灯や水銀灯は割れやすく、保管には注意が必要です。

 

水銀の流出を防ぐためにも早めに処理を実施しましょう。

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確認ポイント2:危険物の有無

有害物質と同じく、危険物の有無も必ず確認されます。

 

産廃業者の処理方法によっては、火災や爆発といった大きな事故につながる可能性があるため、排出事業者としても引き渡し前に必ず確認しなければならないポイントでもあります。

 

よくある危険物の例としては次のようなものが挙げられます。

 

【火気】

ライターやバッテリーは火災につながる可能性が非常に高い廃棄物です。

 

特に産廃処理業者で発生している火災のほとんどはバッテリーの混入が原因となっています。

 

【密閉物】

ボンベやスプレー缶といった密閉物は爆発のリスクを孕んでいます。

 

ボンベはメーカーへ返却、スプレー缶は中身を使い切り穴を空けるといった対応が必要です。

 

【刃物】

カッターナイフや工具類、その他にも鋭利な部品なども処理作業中の事故につながる恐れがあります。

確認ポイント3:荷姿(どのような状態で保管しているか)

そのまま処理設備へ投入できるのか、事前に仕分けなどが必要なのかによって、処理工数やコストが変わってきます。

 

分別がされているか、引き渡しの際に積み込みがしやすいか、処理工場に持ち帰った際に下ろしやすいか、といった点を確認しています。

産業廃棄物を保管する際の「3つの注意点」

 

処理を委託する廃棄物の内容だけでなく、「保管」についても注意が必要です。

 

保管状況によって廃棄物の性質が変わってしまい、処理工数やコストが変動してしまうこともあるからです。

 

ここでは特に気をつけたい「3つの注意点」を解説します。

注意点1:雨対策をする

特に工事の場合に多いのですが、屋外に廃棄物を保管する際、雨への対策が必要です。

 

雨によるリスクにどのようなものがあるか見ていきましょう。

 

【流出】

廃棄物に付着した等が雨と一緒に保管場所の外に流れ出る可能性があります。

 

環境汚染に繋がる恐れがある上に、排出事業者責任を果たしていないことで行政処分を受ける可能性も高まります。

 

【形状変化によるリサイクル不可】

段ボールや石膏ボードなど、雨濡れすることにより通常の処理ができなくなってしまう廃棄物も存在します。

 

また、万が一、バッテリーが混入していた場合、雨によりショートし、火災に発展してしまう恐れもあります。

 

【重量増によるコスト増】

廃棄物が雨水を含み、重量が増加することにより、その分廃棄物の処理費用が増加する可能性があります。

注意点2:第3者に触られないようにする

廃棄物は製品のように安全性が担保されているわけではありません。

 

関係者以外、特に社外の第3者が触れる状態に保管されていると、怪我や盗難、不法投棄につながる恐れがあります。

注意点3:品目ごとに分別する

保管している廃棄物は、できる限り分別を行うようにしましょう。

 

分別することにより処理コストを抑えられるだけでなく、有害物や危険物の有無を把握することもできます。

 

そうすることにより、火災や刃物による怪我など、思わぬ事故を未然に防止することにつながります。

処理業者目線を持って現場の手間とコストを削減しましょう!

 

排出事業者責任を果たすためには処理業者目線を持つことも重要です。

 

よく聞く注意点の背景を理解することにより、応用が効き、現場での手間とコストを削減することにつながっていきます。

 

「てきせつ」では、産廃処理業者目線でのリアルな情報を分かりやすく発信しています。

 

その他にも、産業廃棄物に関する疑問や困りごとがある方はお気軽にお問い合わせください。

 

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