太陽光パネル設置・交換工事から出る「注意すべき廃棄物3選」
お役立ちコラム
2023/08/01
太陽光パネルといえば、広く一般家庭にも設置されており、今や自然エネルギーの代名詞とも言える存在になりました。
昨今の自然災害や電気代高騰を受け、積極的に太陽光パネルを取り入れ、自身でエネルギーを確保する動きも見られます。
メガソーラーだけでなく一般家庭からの大量廃棄も見込まれる太陽光パネルですが、設置や交換工事の際にでてくる廃棄物はパネルだけではありません。
パネルの他にも注意しなければならない廃棄物があるため、事前に傾向を掴み、工事前に適切な廃棄フローを準備しておきましょう。
今回は、太陽光パネル設置・交換工事から出てくる「注意すべき廃棄物」について分かりやすく解説していきます。
太陽光パネル設置・交換工事で出てくる廃棄物とは
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設置されている太陽光パネルの他に、パネルを支えている架台、送電するためのケーブル、パワコン、支えている基礎のコンクリートなどのがれき、残土、新品の太陽光パネルを梱包していた段ボールやパレットが発生します。
特に太陽光パネルの設置・交換工事の現場は、屋根のない場所に廃棄物を保管するケースが多々あります。
しかし、廃棄物の種類によっては、雨や水に濡れると、処理できなくなったり、処理費用が上がることもあります。
工事現場で廃棄物を保管する際には、雨に濡れない工夫をしましょう。
太陽光パネル設置・交換工事で注意すべき廃棄物「3選」
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太陽光パネル設置・交換工事で、知らなければ思わぬコスト増につながってしまう廃棄物を「3種類」紹介します。
処理コストの増加だけでなく、引き取りの手配が滞ってしまったり、新たに処理業者と契約を結ばなければならなかったり、本体工事に影響が出る可能性があります。
どのような注意点があるかを事前に把握しておくことで、万が一のための対策を講じておきましょう。
廃棄物1:太陽光パネル
太陽光パネルは、製品の構造上、素材ごとに分離してリサイクルすることは非常に困難な廃棄物です。
現状はほとんどが埋立処理されており、素材ごとにリサイクルできている処理業者は、全国で見ても一握りしかありません。
また、太陽光パネルの構造によって処理金額も異なってくるため注意が必要です。
太陽光パネルは一般的にシリコン系と化合物系に分けられますが、化合物系にはカドミウムやセレンといった物質が含まれているため、処理金額は高くなる場合が多いです。
処理方法によっては荷姿を限定されている場合もあるので、発生する廃棄物パネルがどのような状態であるかを確認して委託するようにしましょう。

廃棄物2:不純物付きの段ボール
設置する新品の太陽光パネルの梱包材として段ボールが発生する場合があります。
不純物のついていない段ボールであれば古紙業者に売却することが可能です。
しかし、不純物が付いていたり、極端に汚れていたり、濡れていたりすると、混合廃棄物として処理しなければならなくなり、その分処理コストが上がってしまいます。
よくある事例としては、マジックテープがついているタイプの段ボールや、屋外に保管していたため、泥などで汚れたり、雨などで濡れてしまうケースがあります。
設置するパネルの枚数が多くなればなるほど、コストとしては大きくなるため、保管方法や処理方法についてはしっかりと検討するようにしましょう。

廃棄物3:がれき、残土
パネルを設置するための架台を支える基礎部分が廃棄物として発生することがあります。
コンクリート部分と土(残土)では廃棄物処理法上での扱いが異なります。
コンクリート部分は産業廃棄物として処理しなければなりませんが、土(残土)については産業廃棄物に該当しないため、別で残土業者を手配しなければなりません。
また、残土がコンクリートに混ざった状態になってしまうと、通常の処理費用よりも高くなる可能性があるため、注意が必要です。
撤去した太陽光パネルが売れる!?リユースという選択肢
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太陽光パネルが廃棄されるケースは、自然災害などでパネル自体が破損した場合と、建物や架台の劣化により更新するといったようなパネル自体は無傷である場合の2パターンがあります。
経年劣化により太陽光パネルの発電性能は徐々に落ちてきますが、10年程度であればまだまだ現役で活躍できるレベルと言えます。
そのため、リサイクル(再資源化)だけでなくリユース(再使用)も新たな選択肢として注目されています。
廃棄コストを削減できるだけでなく、リユースして得られる収益があるため、工事全体で見たコストを大幅に削減できる可能性があります。
リサイクルとリユースの両輪で廃棄コストの削減と持続可能性の向上を!
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エコのイメージが強く、我々にとって身近な存在となった太陽光パネルですが、リサイクルとなるとまだまだ課題が多いのが現状です。
廃棄することが決まった際、太陽光パネルの状態をしっかり確認し、リユースという選択肢も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
「てきせつ」では、リサイクルだけでなくリユースに関する情報も分かりやすく発信しています。
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