産業廃棄物処理業者がやるべき営業・集客のポイント3つ
お役立ちコラム
2024/10/01

産業廃棄物処理業界は慢性的な人手不足に悩まされており、本来営業担当者も現場に出て、現場作業の合間に営業の業務を行っている企業も少なくありません。
営業担当者は、より多くの排出事業者との契約数を増やし、処理工場に搬入される産業廃棄物量を増やすことが本来の役割です。
しかし、人手不足の今、従来の営業手法が取りづらくなっているのが現実です。
そこで今回は、産業廃棄物処理業者が行うべき営業・集客のポイントについて解説します。
産業廃棄物処理業界の現状
産業廃棄物処理業界のビジネスモデルは、処理を請け負う廃棄物量が増えると売上が増える仕組みです。
しかし、世界的な共通認識として、排出する廃棄物量を減らし、できる限り資源を循環させる工夫が求められています。
また、日本国内の人口は減少傾向にあり、日本の産業廃棄物処理業界としては右肩下がりの傾向が否めません。
このような時流の中で、業務をより効率化することで、企業としての利益率を確保する動きが加速しています。
排出事業者が産業廃棄物処理業者を選ぶ基準
産業廃棄物処理業者のための営業戦略を考える前に、排出事業者が産業廃棄物処理業者を選ぶ基準について理解しましょう。
基準1:許可の範囲
まずは排出事業者が処理を委託したい品目の許可を取得しているかどうかを確認します。
電話やメールで問い合わせすることもありますが、インターネット上でわかりやすく公開しておくと、成約率が高まりやすい上に、無駄な問い合わせが減らせるので効率的です。
基準2:信頼性
過去に行政処分を受けた経験はないか、依頼した内容をしっかりと実行してくれるかなど、排出事業者が気になるポイントについては、Webサイトやポータルサイトに漏れなく公開しましょう。
基準3:サービス内容・価格
許可や信頼性など最低限の条件をクリアすれば、あとはサービス内容や価格を確認して、最終的な委託先を選びます。
企業努力で変えられるポイントはこの点くらいなので、工夫して変えられる部分は積極的にニーズに合わせて変化して行きましょう。
産業廃棄物処理業者がやるべき営業・集客のポイント
産業廃棄物処理業者が提供するサービスは、保有している処理設備の能力によるものが多く、同じような設備を保有している競合他社との差別化が難しい業界でもあります。
ここでは競合他社との差別化を図るために実施すべき営業・集客の3つのポイントを解説します。
ポイント1:強みを尖らせた営業戦略を立てる
まずは自社の強みとなるポイントを洗い出し、明確にする必要があります。
処理業者側からすると自社の強みに気づきにくいかもしれませんが、例えば以下のようなポイントも強みとなります。
・地域内では処理能力が一番多い
・地域内では受け入れ品目数が多い
・産業廃棄物の荷下ろし時間や待ち時間が短い
・新規事業として他社が取り扱っていないニッチな品目を受け入れている
・分別を徹底してリサイクル率を高めている
まずはこのような自社の強みを明確にすることから始めましょう。
ポイント2:他社の営業戦略でリーチしていない層を狙う
次に他社の営業戦略や自社が従来行ってきた営業戦略でリーチできていない層にアプローチする方法を考えます。
今まではポスティングやテレアポでの営業をしてきたのであれば、YouTubeやSNSでの情報発信をしたり、Web広告を出稿したりという新しい営業戦略を試してみましょう。
YouTubeやSNSは個人が使うものでBtoBビジネスには向かないと考える方も多いですが、大企業の取締役も大規模な工場の決済者も隙間時間でYouTubeやSNSを見ている時代です。
どこにどんなコンテンツが刺さるかわからないので、まずは小さく色々な営業戦略を試してみましょう。
ポイント3:業界に特化した手法でWebマーケティングを行う
YouTubeやSNSはエリアも視聴者層も幅広くリーチしますが、もっと産業廃棄物処理業界に特化した手法でのWebマーケティング手法も効果的です。
例えば、産業廃棄物に特化したWebメディアやポータルサイトへ記事や広告を出稿することが挙げられます。
業界特化型メディアは、視聴者層もニッチな業界人が多い傾向にあるため、よりピンポイントに狙いたい層へのアプローチが可能です。
産業廃棄物処理業者の新規集客なら「てきせつ」へ
情報ポータルサイト「Tekisetsu Portal」では、業界トップクラスの記事数を誇る業界特化型のWebメディアを運営しています。
サイトへの訪問者の中には、排出事業者にあたる企業の担当者も多いため、産業廃棄物処理業者向けの集客ポイントとしても活用されています。
情報ポータルサイト「Tekisetsu Portal」は基本的には無料でご登録いただけますが、有料のProプランにアップグレードしていただいた企業様には、弊社の担当者が実際に工場にお伺いして工場見学の記事を作成します。
排出事業者にとっても、客観的な視点で工場見学の様子が見れるため、契約先を判断する際のよりフラットな材料となります。
クリック型広告の枠もご準備しておりますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
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