がれき類は産業廃棄物?具体例・コンクリートくずとの違い・処分方法・処理費用を解説
お役立ちコラム
2026/08/01
建設工事や解体工事では、コンクリートやアスファルト、レンガなどの廃材が大量に発生します。
これらは一般的に「がれき」と呼ばれますが、廃棄物処理法では「がれき類」という産業廃棄物に分類されます。
しかし、「コンクリートくずとの違いは?」「処理費用はどれくらい?」「リサイクルできる?」など、分類や処理方法について疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、がれき類の定義や具体例、コンクリートくずとの違い、処理費用の目安、リサイクル方法、処分時の注意点まで詳しく解説します。
がれき類とは?産業廃棄物としての定義
がれき類とは、工作物の新築・改築・除去などの建設工事に伴って発生するコンクリート、アスファルト、レンガなどの破片を指します。
産業廃棄物20種類の一つに分類され、解体工事や道路工事では代表的な廃棄物です。
主に「工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたコンクリートの破片その他これに類する不要物」と定義されています。
つまり、建築物や土木構造物の施工・解体工事の過程で排出されたものが該当します。
重要なのは、「建設工事に伴って発生したもの」であることです。
同じ材質でも、発生場所や工程によって分類が変わるため注意が必要です。
がれき類の具体例
代表的ながれき類には次のようなものがあります。
・コンクリート塊
・アスファルト・コンクリート塊
・レンガ
・瓦
・モルタル
・ブロック塀
・石材
・基礎コンクリートの撤去材
・擁壁のコンクリート片
これらは住宅解体、工場解体、舗装工事、橋梁工事など、さまざまな建設現場で発生します。
コンクリートくずとの違い
「コンクリートくず」と「がれき類」は検索でも非常に多く比較されるキーワードです。
実際には、材質ではなく「どこで発生したか」が分類のポイントになります。
がれき類に該当するもの
建設工事で発生したコンクリート塊は、基本的に「がれき類」です。
例えば、
・建物解体で発生した基礎コンクリート
・駐車場舗装を撤去したアスファルト
・ブロック塀の解体材
・コンクリート擁壁の撤去材
などが該当します。
コンクリートくずに該当するもの
一方、工場などでコンクリート製品を製造する過程で発生したものは、「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」に分類されることがあります。
例えば、
・コンクリート製品工場の不良品
・プレキャスト製品の端材
・製造工程で発生したコンクリート製品
などです。
つまり、同じコンクリートでも、建設工事由来か製造工程由来かによって品目が異なることを理解しておきましょう。
がれき類の処分方法
がれき類は、許可を受けた産業廃棄物処理業者へ委託して処理します。
一般的な流れは以下のとおりです。
1. 現場で分別
2. 収集運搬
3. 中間処理施設で破砕
4. リサイクルまたは最終処分
現場で木くずや金属くず、廃プラスチック類などを分別しておくことで、リサイクル率が向上し、処理費用を抑えやすくなります。
がれき類の処理費用の目安
「がれき類 処理費用」は、多くの排出事業者が検索するテーマです。
ただし、処理費用は全国一律ではなく、次のような条件によって変動します。
・地域
・数量(重量)
・運搬距離
・混入物の有無
・リサイクル可能かどうか
例えば、コンクリート塊のみであれば比較的安価に処理できるケースが多い一方、木材や石膏ボード、土砂などが混在した「混合がれき」は選別工程が増えるため、処理単価が高くなる傾向があります。
また、鉄筋入りコンクリートであっても、多くの中間処理施設では破砕・磁力選別により鉄筋を分離してリサイクルできます。
ただし、鉄筋量が極端に多い場合や異物が混入している場合は追加料金が発生することもあります。
そのため、正確な処理費用を把握するには、現場写真や数量を伝えたうえで見積もりを依頼することが大切です。
がれき類はリサイクルできる?
がれき類は産業廃棄物の中でもリサイクル率が非常に高い品目です。
破砕後は、
・再生砕石
・路盤材
・埋戻し材
・建設資材
・再生骨材
などへ再利用されます。
特に道路工事では再生路盤材として広く利用されており、天然資源の採取量削減や二酸化炭素排出量の低減にも貢献しています。
分別が適切に行われていれば、環境負荷の低減だけでなく処理コストの削減にもつながります。
がれき類を処分する際の注意点
他の産業廃棄物と混ぜない
木くずや金属くず、廃プラスチック類などが混在すると、選別費用が増加し、リサイクル率も低下します。
石綿(アスベスト)混入の有無を確認する
古い建築物の解体時には、建材にアスベストが含まれているケースがあります。
アスベストを含有するがれき類は「石綿含有産業廃棄物」として、通常のがれき類とは区別して特別に管理・保管・処分しなければなりません。
事前の現場調査と事前確認を徹底することが不可欠です。
許可業者へ委託する
がれき類は産業廃棄物のため、収集運搬業・処分業の許可を持つ業者へ委託する必要があります。
マニフェストを適切に管理する
産業廃棄物を委託処理する場合は、マニフェスト制度に基づき適正に管理することが求められます。
排出事業者には最終処分まで確認する責任があります。
見積もり時に写真を提出する
現場写真や数量、混入物の状況を事前に伝えることで、追加費用を防ぎやすくなります。
よくある質問
Q. コンクリートブロックはがれき類ですか?
建設工事や解体工事に伴って発生したものであれば、一般的にがれき類として扱われます。
Q. 鉄筋入りコンクリートもリサイクルできますか?
多くの場合、破砕後に鉄筋を磁力選別して分離し、それぞれリサイクルされます。
Q. がれき類は家庭ごみとして処分できますか?
建設工事に伴って発生したがれき類は産業廃棄物のため、一般家庭ごみとして処分することはできません。
まとめ
がれき類は、建設工事に伴って発生するコンクリートやアスファルト、レンガなどを指す代表的な産業廃棄物です。
材質が同じでも、発生工程によって「ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず」に分類される場合があるため、違いを正しく理解することが重要です。
また、がれき類はリサイクル率が高く、適切な分別を行うことで環境負荷の低減と処理コストの削減が期待できます。
処理費用は数量や混入物、運搬条件などによって変動するため、信頼できる産業廃棄物処理業者へ相談し、現場状況に応じた見積もりを取得することをおすすめします。
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