畳は産業廃棄物になる?分類や正しい処分方法をわかりやすく解説
お役立ちコラム
2024/03/01
日常的に排出している廃棄物であれば、廃棄物の分類や委託先の業者選定も迷わずに行えることでしょう。
しかし、滅多に排出されない廃棄物の場合は、そもそも産業廃棄物なのか?一般廃棄物なのか?というところからわからないという方も多いのではないでしょうか?
分類に迷う廃棄物として「畳」がよく話題に挙げられます。事務所の畳を張り替えた後の使用済みの畳は、産業廃棄物と一般廃棄物のどちらに分類されるかご存知ですか?
今回の記事では、企業から排出される畳の分類や正しい捨て方についてわかりやすく解説します。
畳は産業廃棄物?一般廃棄物?

企業の事務所から排出される畳は、基本的に「産業廃棄物」として扱われます。
企業の事務所で使っている畳が廃棄物となる場面は、主に以下の2パターンです。
・事務所の畳を新調した時
・事務所を解体した時
各事例ごとに正しい処分方法、捨て方をご紹介します。
パターン1:事務所の畳を新調した時
畳の新調・リフォームを畳店に依頼した場合、使用済みの畳を畳店が有料で回収してくれることが多いです。
畳店に使用済みの畳の処分を依頼する際には、どのような扱いで、どのようなルートで適正処理が行われるかまでをしっかりと確認しておきましょう。
パターン2:事務所を解体した時
事務所の建物自体を解体した時にも、使用済みの畳が排出されます。
この場合は、解体工事の元請けとなる解体業者に、解体工事から排出される産業廃棄物の処理責任があります。
そのため、使用済みの畳の廃棄についても、解体業者が責任を持って処理しなければなりません。
産業廃棄物上の畳の分類

一言で「畳」と言っても、商品ごとに色々な素材が使われており、産業廃棄物として処分する際の分類が異なります。
畳を産業廃棄物として業者に委託する際に、使われている素材を正しく伝える必要があるので、委託する前に判別しておきましょう。
分類1:素材が「い草」の場合
まず畳の素材として一般的な「い草」で作られている畳は、産業廃棄物の「繊維くず」に分類されます。
分類2:素材が「プラスチック」の場合
最近の畳は耐久性や使い勝手という観点から「合成繊維」で作られていることも多く、その場合は、産業廃棄物の「廃プラスチック類」に分類されます。
産業廃棄物の「畳」のリサイクル方法は2種類

畳を産業廃棄物としてリサイクルする際には、主に3種類の方法が実施されています。
方法1:マテリアルリサイクル
1つ目のリサイクル方法は、畳の素材を活かして他の素材として使う「マテリアルリサイクル」です。
い草製の畳の場合は、畳に付着しているホコリや異物を排除しつつ、農業生産者向けの「圧縮ワラ」として再資源化されることもあります。
方法2:サーマルリサイクル
2つ目のリサイクル方法は、畳の素材が「い草」「プラスチック」に限らず実施されている「サーマルリサイクル」です。
い草製の畳の場合は、畳を中心として無添加のバイオマス燃料になることもあります。
一方で、畳の素材に限らず、畳とその他の紙くずや廃プラスチック類、木くずなどの破砕された産業廃棄物と一緒に混ぜて、燃焼効率の良い固形燃料になることも多いです。
これらの固形燃料を焼却し、焼却処分中に生み出される「熱エネルギー」を回収する方法も一般的です。
一般廃棄物としての畳の正しい処分方法、捨て方

企業や事務所から排出される畳は「産業廃棄物」として処分する必要がありますが、一般家庭から排出される畳は、当然「一般廃棄物」として処分しなければなりません。
一般廃棄物としての畳の正しい処分方法、捨て方は、以下の3パターンが考えられます。
・自治体で決められた「粗大ごみ」として回収日に出す
・自治体で決められたサイズにまで切断して「可燃ごみ」として出す
・自治体のごみ処理場、クリーンセンターに持ち込む
ただし、一般廃棄物としての畳の捨て方は、管轄する自治体により異なりますので、配布されているごみ分別表や行政窓口でご確認ください。
産業廃棄物のお困りごとは「てきせつ」にお任せ

畳は排出される場所やシチュエーションにより、産業廃棄物にも一般廃棄物にもなり得るごみです。
畳はサイズが大きく、邪魔にもなりやすいので、不法投棄されやすいごみの1つとも言えます。
万が一、事務所や家庭から使用済みの畳が排出される場合には、今回解説した方法で正しく廃棄してください。
産業廃棄物の適正処理を推進するポータルサイト「てきせつ」では、畳以外にも捨て方に困る産業廃棄物の正しい捨て方についての情報を多数掲載しています。
産業廃棄物のことでお困りの方は、お気軽に「てきせつ」までご相談ください。
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