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企業が自社のリサイクル率、再資源化率を上げるためにやるべきこと5選

お役立ちコラム

2024/05/01

企業のイメージアップは「リサイクル」がキーポイント

 

近年、企業の社会的責任がますます注目される中、SDGsやサーキュラーエコノミー推進の観点から「リサイクル率の向上」はどの企業にとってもかなり重要な課題となっています。

 

しかし、すでにリサイクル率の向上には努めているため、これ以上の工夫がイメージできないと困っている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回の記事では、企業が自社のリサイクル率を上げるために取り組むべき具体的な取り組みを5つ紹介します。

企業がリサイクルに取り組むメリット3つ

 

社会的責任としてリサイクル率の向上に努める企業が増えていますが、リサイクル率が上がることでそれ以外にも多くのメリットがあります。

 

ここでは主に挙げられる3つのメリットを解説します。

メリット1:コスト削減

リサイクル率が向上することにより、それまで発生していた産業廃棄物処理のコスト削減につながる可能性があります。

 

リサイクル率を上げるには分別排出が必要になりますが、廃棄物を分別して処理業者に引き渡すことで、多くの場合でコスト削減が可能です。

メリット2:イメージアップ

リサイクルの中にもマテリアルリサイクルやサーマルリサイクル、ケミカルリサイクルなど、色々なリサイクル手法がありますが、限りある資源を有効活用するために、資源価値を水平に移動させる「マテリアルリサイクル」の推進が求められています。

 

マテリアルリサイクルへの取り組みを強めることで、企業としてのイメージアップにも大きく影響します。

メリット3:将来的なリスク回避

環境規制の厳格化や持続可能性への社会的要求が高まる中、リサイクルに取り組むことで、将来的なリスクを回避できます。

 

少し前まではリサイクルに取り組む企業が賞賛される傾向にありましたが、今ではリサイクルに取り組まなければ淘汰される時代になりつつあります。

 

環境負荷の軽減に取り組まない企業は、投資家や消費者から選ばれなくなります。

 

今のうちから環境への配慮を進めることで、法規制や市場の変化に柔軟に対応できるようになります。

企業がリサイクルに取り組むデメリット

 

今以上にリサイクル率の向上を実現するためには、新しい業務フローを確立したり、別の業者を選定したりと、手間が増えてしまうことがデメリットとして挙げられます。

 

当然、新しいことに取り組む際には、多少の手間が発生したり、社内から反対の声が上がったりすることでしょう。

 

ただし、将来的なリスク回避のためにも、出来るだけ早い段階からリサイクルへの取り組みを強化しなければいけません。

企業が自社のリサイクル率、再資源化率を上げるためにやるべきこと5選

 

ここからは企業がリサイクル率を上げるためにやるべき具体的な取り組みを5種類解説します。

 

コストをかけずにすぐに実行できる項目もあるので、ぜひできることから実践してみてください。

取り組み1:産業廃棄物の分別

産業廃棄物のリサイクル率を高め、リサイクル後の資源価値を最大限に高めるためには、できる限り「単一素材」になるように分別を徹底する必要があります。

 

企業から集められた産業廃棄物は、人の手や機械を使って細かく分別されます。

 

ただし、一度混ぜられた産業廃棄物を完璧に分別し直すことは手間もコストもかかります。

 

そこで、企業が細かい分別ボックスを準備して、従業員がごみを捨てる段階で自然と分別できる仕組みを整えることが効果的です。

 

段ボール、プラスチック、金属くずなどとタイトルをつけた分別ボックスを設置することで、高い精度で分別した状態で産業廃棄物を引き渡せるようになり、リサイクル率を大幅に向上できます。

取り組み2:適切な業者選定

企業が産業廃棄物の排出時に分別を徹底していても、処理を委託する業者がリサイクルへの取り組みに力を入れずに、安易に埋立処分ばかり行っていると、排出事業である企業のリサイクル率は高まりません。

 

しっかりとマテリアルリサイクルを優先的に行う業者に産業廃棄物の処理を委託することで、企業のリサイクル率向上を推進できます。

取り組み3:商品・サービス設計の見直し

従来は発生した産業廃棄物のリサイクルを高める動きに注目が集まっていましたが、近年は、そもそも製造過程で産業廃棄物の発生量を抑える取り組みが増えています。

 

製造過程で発生する産業廃棄物の量を削減できれば、企業が排出する産業廃棄物の総量を格段に削減できます。

取り組み4:仕入れ先との調整

リサイクル率の向上を実現するには、自社だけの取り組みには限界があります。

 

仕入れ先である企業にも協力してもらいながら、リサイクルしやすい素材に変えたり、分別しやすい方法での仕入れを実現したりすることで、リサイクル率の向上につながります。

取り組み5:リユース販売の検討

フリマアプリの普及により消費者間ではリユースの活用が一般的になってきましたが、企業においては、いまだにリユースの活用が進んでいません。

 

産業廃棄物として排出してリサイクル率を高める工夫をする以前に、まだ使えるものであればリユース活用の道を探ることで、産業廃棄物の発生量を削減できます。

企業のリサイクル率向上は「てきせつ」にお任せ

 

企業が自社のリサイクル率を上げるためには、様々な取り組みが必要ですが、これらの努力は企業の持続可能性と競争力を高める重要な要素となります。

 

リサイクルに関する取り組みを継続し、社会との共存共栄を目指す企業でなければこの先の未来を生き残っていけません。

 

今以上にリサイクル率の向上に取り組みたいと考えつつも、どこから手をつけたらいいかわからないと困っている方は、ぜひ産業廃棄物の適正処理を推進するポータルサイト「てきせつ」にご相談ください。

 

てきせつでは、幅広い業界でのリサイクル率向上に関する成功事例を元に、お客様のリサイクル率向上のサポートをさせていただきます。

 

リサイクル率の高い処理業者とのマッチングも行っていますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

 

>>【無料相談】てきせつに問い合わせる

https://tekisetsu.co.jp/contact/

 

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